書評「浮上せよと活字は言う」活字を知り思考を研ぎ澄ますとは?

人は活字によって思考をする。活字を知り、活字に触れるということは、自分の思考の幅を広げ、思考を研ぎ澄ますことに役立ちます。

今回紹介する「浮上せよと活字は言う」は活字の大切さ、活字離れという現象を一蹴しているとても面白い本でした。

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「浮上せよと活字は言う」がオススメな方

「浮上せよと活字は言う」はこんな方にオススメです

  • 思考における文字の大切さを知りたい方
  • 活字離れという言葉が生まれた背景を知りたい方
  • 思考すること自体の大切さを知りたい方

活字離れという言葉はなぜ生まれたのか?

そもそも、なぜ活字離れという言葉が生まれたのでしょうか?

漫画=教養ではないという誤解?

昔は若者が教養を蓄えろと言われ、沢山の思想書を読まされていました。しかしながら、漫画が出てきたことで、思想書を読まない若者が生まれてきました。

その結果、昔、思想書を読んでいた人々が、「最近の若者は思想書を読まないで漫画ばかり読んでいる」という現状に嘆き、その状態を受け入れずに最近の若者は活字が離れていると言う人が出てきた。

しかし、見方によっては漫画にも活字は出てきます。漫画にも文化がありますから、思想書と違った、別の活字を使って知識を得ているのに。いわば、昔とは違う新しい現実の宿る場所と言うわけです。

現代の活字離れはどうなっているのか?

この本は、増補版は2002年ですが、元の出版年は1994年に出ている本です。その時から既に活字離れと言われていたり。読書離れと言われていました。

現代は本を読む人が少なくなっていると言われますが、正式なデータがないのでなんとも言えません。

しかしながら、現代の人々は活字に触れる数は昔の人に比べて圧倒的に多いです。それは、これだけ、PCやスマホなどのモニターに囲まれて、活字に触れまくっているからです。

そもそも、言葉で考えている人間が、活字から離れていると言うのは、社会を営んでいると言うのにありえないことだと思います。

言葉は啓蒙の役割・思考する役割がある?

活字離れと言っていた人々は、活字から離れることで思考しなくなると嘆いていましたがそんなことはありません。

思想書の文章ではなく言葉それ自体が大切?

また、文章からの教養が古典の名作や思想書からしか得られない訳ではありません。

この本の中では、文章ではなく、「言葉こそが、人の思考を成り立たせ、人の思考を整理し、改めて人に生きる力を与えるもの」であるとしています。

つまり、言葉や、活字に触れることにより、人の思考はそれだけで磨きがかかるのです。

活字というのものは何か?

日本語で思考するという意味。言葉がないと考えられない。文字を覚えて行かないと考えて行かない。活字離れはおかしい。

本当に活字離れになると、思考ができなくなりますよね。

だからこそ、この本は活字の大切さを再認識し、活字を知って思考しろということを問いかけている。

1994年は雑誌が一番売れていた時代?

本書が書かれた1994年は、実は雑誌が一番売れている時代でもありました。

そして、今でも人気のPopeyeについて、「若者はこんなの読んでいるのか」って言っている人も当時は多かったそうです。しかし、あれはデザインのごとく文字を使っているので、とんでもなく文章量が多い雑誌だと言うことを知っていましたか?

しっかり読んでいる人がいなかったのかもしれないですが、こう言う雑誌に囲まれた生活をしている人たちにとって、活字離れという現象はありえなかったのです。

活字がない状態=カオス?

別の本で書かれていましたが、活字がない状態というのは、犬や猫のように文字で思考しない生物と同じになります。犬や猫がぼーっとした状態で本能で動かされている状態をカオスな状態と言うそうです。

もしも、私たちが本当に活字離れを引き起こし、カオスな状態にいたら、犬や猫のように本能で動いているのかもしれません…

オーバーに言い過ぎましたが、人間が人間であるのは思考できるからです。思考しないで本能で動く人はカオスな状態に近い人なのかもしれません。折角、人間で生まれたのに勿体無いですよね?思考をするために活字に触れましょう。

今回のオススメ本はこちらになります。

最後まで、読んでいただきありがとうございました!
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